あえて無題

無題と言いつつ題があるわけですが、そこは題名のない音楽会ということで一つ。
ふと思ったことを書き留めておきます。

神は、それが本当に神であるかどうかは問われていない。
ただ、それが神であると信じるに足ればそれで神になるのである。

偶像崇拝というんでしょうかね。そういうこともあるのではないかとふと思いました。
民衆を束ねるために英雄がしたてあげられるが如く、神もまた人によって神になるのかなぁ。
実際にはただの人でも神だと認められれば神になり、逆に本当に神だとしてもそれが信仰に値しない存在ならば神として認められない。
だとすると、人々が崇める神様ってなんなんでしょう。
……よくわからなくなってきました。
でも結局のところ、すがる何か、心の支えが欲しくて神という存在…というより概念が生まれたんだと思いますけどね。
神を信じれば救われる。神に従っていれば大丈夫。愛する人の死も、神に召されたと思えば悲しみが和らぐ。
人間が何にも揺らがない強い存在だったら、神は生まれなかった気がします。むしろ、「神？そんなのぼっこぼこにしてやんよ」の勢いかもしれません(笑)
でも実際は、弱いものですからね。人と人が支え合うにしてもいつも一緒にはいられない。
その点、神様なら゛いない゛故に心の中にいつもいて支えてくれる存在になり得ます。
ま、中には政治的思惑もあるんでしょうけどね。神の名の元に戦争をしたところで、開戦を決めるのは人間なんですし。

こんなことをつらつらと思っていました。本当に神様を信じている人には怒られるでしょうねぇ。

余談ですが、自分の世界(読み物なんかの舞台という意味合い)における神について。
神はいます。しかし原則的に人間界には不干渉です。
神様の間でもいくつか国のようなものがあって、仲が悪いところが多い。
外見は人とほぼ同じ。翼は生やすこともできるけどなくても飛べるのでぶっちゃけいらない。
食事は不要。消化などの器官はあるから一応食事はできる。
男女差別はほとんどない。個々の能力に応じて役割が分担される。

……だめだ。設定を語りだすと楽しくなってどこまでもやってしまう。今は目の前の課題をやらないと…！
でも神界の設定も色々あるんだよなぁ。
特にシャーン様を動かしたい。変わり者だと自ら豪語する人間くさい女神様。やるべき仕事をしないでフラフラ人間界にでかけてはジュド(部下)に青筋立てられてる。
いわゆる、部下からの人望は厚いけど上からは煙たがられる人。……あぁ、書きたい！