確かに哀愁を感じた

今期の英語の先生（外国の人）が前と同じ先生だったのです。
まあ同じであることについてあれこれ言いながら、授業開始時間を待っていたわけですが。
５分前になって、前のドアから知らない女性のフォーリナーが颯爽と登場。
……。（え……だれ？）
教室内を漂う微妙な空気。
構わずカバンから色々取り出し、コークのふたまで開けて準備万端。
相変わらず教室内には微妙な空気。
担当のはずの先生の顔はわかっているわけです。そして目の前にいる先生は性別からして明らかに違う。
奥さん？　代理？　担当が変わった？　掲示違い？　……いや、普通にこの先生の教室間違いじゃないのか？
ヒソヒソと言い合いながらも、さすがに誰も真っ向から「教室間違えていませんか？」などと、しかも英語で言えるはずもなく。
微妙な空気のまま授業開始時間に。
先生、意気揚々と挨拶。
生徒、微妙な反応。
さすがに先生もおかしいと気付いたのか、「ここでいいんでしょう？」みたいなことを英語で聞いてきました。
違うと思います的なことを誰かが言って、先生「じゃあ担当の先生は？」生徒数人「○○（先生の名前）」
先生「（バラバラ言われてよくわからなかったらしい）もう一度聞くけど、先生は誰？」
一番前の生徒「○○」
先生「……」
生徒「……」
先生「Bye」
おもむろに片付けを始める先生。教室中が笑ったのは言うまでもない。
しかし立ち去る先生の背中からは確かに哀愁を感じた。かわいそうに……やる気満々っぽかったのでなおさら。

でも女の先生の方がいいなぁ、なんとなく。厳しそうではあったけど。