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感想を語ったり普通に日記だったりするブログ。時々愚痴も出る。 語るのは主にTRPGリプレイものとサンホラと自サイト関連の話。
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今はもうこの解釈はないだろうと思ってますが、エリ組を初めて聴いて何の考察サイトも見ない頃にしていた解釈をば。
え、現実逃避?そんなことはないですヨ?

ぶっちゃけて言うと、エルの~シリーズはほとんどがエルの妄想説。
体が弱っていくことを自分でも感じていた少女エルは、次第に幻想の世界へと逃避するようになる。襤褸い毛布の中でだって夢ならいくらでも見られる。
唯一の話相手である父親が"仕事"に行っている以上、できることなどほとんどないわけですしね。
それで、肖像画や描かれた少女に心奪われる少年はエルの想像。
天秤も同じく。いい家に生まれた自分が、身分が違っても愛し愛せる男性と出会い、駆け落ちするといういささか年に不相応ながらも抱いた夢。
愛されたい、という強い願望でもあったんではないでしょうか。
想像の中であるにしてもそこで愛を知り、そのぬくもりを抱いて生きていた。
しかし駆け落ちする途中で仮面の男に邪魔をされる。せっかく手に入れた愛を奪われて憎しみにかられたエルは男に復讐を果たす。
しかし彼女は気付いてしまう。愛する彼を殺し、伯爵から金をもらったであろうその男は他ならぬ自分の父親であることに。
凝視していたのはそれが父親だったから。何か叫んでいたのは「そんなの嘘だ」的なことかと。
想像の中に浸っていた少女なら都合の悪いことからは逃避するでしょう。だから助けようとはせず、目の前から見えなくすることでなかったことにしようと試みるのではないかと。
彼女は願ったことでしょう。それがただの夢であることを。
エルが目を開けばそこは我が家の布団の上。そして扉は開かれた。
「ただいま、エル」
現れた父親ははっきりとそう言った。
ああ良かった、パパは生きている。ほっとしながら彼女は言うのだ。
「お帰りなさい…パパ」
――"生きて帰ってきた父親"すら己の築いた幻想だと気付かずに。
夢見がちながらもまだ現実は現実として認識できていた彼女も、ついに目の前の現実すら妄想に置き換え"彼女の現実は砕け散った"。

エルの想像、と書きましたがもしかすると幽体離脱のようなことをして実在の人物と同じ体験をできるのかも?などと飛躍してみたり。実際にアビスは死んでしまうわけですからねぇ。

ただ、上記の説だとラフレンツェがどの位置に来るのかとか、アビスがエリスを探す理由はどこよとかパレードは何だとかとか。
色々と足りない部分が多すぎるのでこの仮説は奈落の底にスローアウェイ。
まあそんな解釈をする人まで出てくるくらいサンホラは深いんだよということにしておいてください。
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ゲーマー猫好きひっきー体質。これはひどい。

普段自分の趣味を語らないんですが、

ネット上でくらいはっちゃけちまえ

と思いブログ開設。

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あ、カウンターは自作です。
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