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感想を語ったり普通に日記だったりするブログ。時々愚痴も出る。 語るのは主にTRPGリプレイものとサンホラと自サイト関連の話。
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久しぶりにサンホラ考察。今日のお題はYield。

イールド最大の謎はやはりあの数式ですよね。3-1+1-2。
しかしこの謎はひとまず軽やかにスルーするとして、他の部分から考えてみます。(えー)

イールド全体としてざっくり見るならば、
「既に女がいる男に恋してしまった娘。一夜だけ相手をしてもらうが、想いが叶うこともなく。早まった娘は誰かを"刈"ってしまった」ということかと。
さてさて。まずこの娘が恋した男とその女について解釈が2通り考えられるわけですが。
①同じ村の男と女
②自分の父親と母親
まぁ、①だとある意味ありきたりなわけですね。
既に恋人がいる男に恋してしまった娘。身分もあるのかもしれませんが、既に相手がいる男に恋しても無駄だと諭す両親に対し「それでも私は幸せになりたいのです」
しかしそれではつまらない(…)ので、②と仮定して歌詞をみてみましょう。
一人娘はせっせと種を蒔く → 父親にあれこれ働きかけをする娘
変わらぬ過去に 訪れぬ未来に → 自分の母親と結婚しているという事実をなんとかしようとした? また、父と娘の結婚というあってはならない未来を望んで父親を誘惑しようとした?
不毛な行為 → 上記の2つとも、あがいたところでなんとかなるものではないと思われるため。
根雪の下で~実りの秋ね → 後述の一夜の夢は冬に行われたものかと。妊娠から出産まで十月十日というから、冬から秋というのも妥当。
一夜限りの~永遠に出来るから → なんとか父親を誘惑することに成功。一度だけだったものの、娘はその一度を記憶に刻み頭の中で何度も繰り返した。
不毛な恋~ → 「たった一度相手をしてもらっただけでその気になっているの? あなたを大人しくさせるためにやったに決まっているわ」とでも言われたのかと。
凍える夜は夢を見るの → 夢は情事の夢とも、父親と幸せになる夢ともとれる。
不安定な~ → 考えるまでもないが、男一人に女二人の状況は不安定。争いの元である男を引くか、割り込んできた娘を引くか、新しい幸せのために最初からいた女を引くか。どれを引こうと世間は知らない。ただ、ギスギスしたままでは迷惑だから何かしらの解決を求めるだけ。
相応しい季節に出会えないの? → 父と同じ時に生まれていれば結ばれることもできたのに。
嗚呼...お父さん...お母さん~ → 許されない慕情だとわかっていても、私はあきらめられない。
もぎ穫れないのなら刈り取ればいいと → 母親の手から奪い取れないのなら、この手で殺して自分のものにしてしまえばいいじゃない
一番不幸なのは誰? → 娘と妻に板挟みにされた父? 父を愛して叶わぬ恋に身を焦がれた娘? 娘に夫を奪われかねないことになった母? 不幸なのは誰?

こんな感じですかねぇ。ほとんど考察するまでもないことですが。
地味に謎なのが、君は笑うだろうかの「君」が誰なのかということと、最も遅い収穫が何をさすのか、ですね。
問題の男女、どちらに対しても「君」とは言わないと思います。叶わぬ恋を打ち明けた友人でもいるのでしょうか。
しかし、君は笑う"だろうか"ということは、実際には「君」は何も言っていないわけです。そう言うかもしれないと思われる人物ではあっても。漠然とした、世間一般の人々全てに言っている……とか?
最も遅い収穫も考えてみるとよくわからない。歌詞内にりんごという記載はないものの、ジャケ絵から果物にはりんごが関係すると仮定します。
りんごの収穫の最盛期は11月だそうで。となると、収穫を終えるのは11月末か12月頭くらいですかね?
娘にとっての実り、収穫は十中八九自分の恋の結末。男に相手がいる以上結ばれるのは難しいはずですが……男との子どもを産むことで既成事実化し、結ばれようとしたということでしょうか。その出産の時がりんごを収穫し終えた後で、最も遅い収穫?

あれこれ考えてみましたが、やはり問題となるのは男女の考察ではなく、ただ数式自体の解釈。
それでは数式を考えてみましょう。
3。これはやはり娘、男、女だと思います。ここから先は可能性をいくつか。
①-1で男を引いた。+1で仮面の男が現れた。-2で娘と仮面の男が立ち去った。残されたのは女。
まあまあ納得出来るかなと思われる説。ただ疑問が残ります。
再三秋には実る、実ると言っていたことから、娘は妊娠している可能性が高いです。そして産むということから、出産したのではないのでしょうか。Yieldは確か、産むという意味の動詞だったはずですし。
となると、その分の数はいらないのか?個の性質を問わない以上、赤子も数に入ると思いますが。
出産する前にこの数式の事柄にいたったならその数はいらないわけですが……うーん。
ということで式に赤子を加えてみた。
②-1で男を引いた。+1で赤子が生まれた。恨みなどから女が娘と赤子を殺して-2。仮面の男は殺された人々(男、娘、赤子)を連れ去り、女が取り残される。
……えっと……うん。否定しきることもできないと思うのですよ?
これは男女が逆転する可能性もありますね。娘が「お前さえいなければー!」と女を殺し、男は娘と生まれた赤子を殺す。
あ、男が「このまま世間の中で生きていくこともできない」と言って娘と心中して、赤子が残される可能性もある?
余剰な数字を引いた音。世界はそれぞれが誰かには気を払わず、ただ残った数字が2になることだけを要求しています。
つまり、引かれた数字は男、女、娘、全ての可能性を孕んでいるというわけです。
というわけで他の可能性。
③-1で娘が引かれる(どちらからも拒絶されて関係から外れる。殺されてはいない)。凶器を持った娘がやってきて+1。男と女を殺して-2。残ったのは娘。②同様仮面の男が死んだ二人を連れ去り、取り残されるのは娘。
④途中までは③と同じ。二人を殺したあと赤子が生まれるが、時同じくして娘は仮面の男に連れ去られる。取り残されたのは生まれたばかりの赤子。
⑤-1で娘が殺される。+1で赤子が生まれる(黒銀の犬みたいな感じで)。-2で育った赤子が男と女に復讐を果たす。仮面の男が死者を連れ去り、娘の子どもが取り残される。
……可能性が多すぎる!
分岐する要因はあれですね。①娘の子どもを式に入れるか、②最後に現れた仮面の男を式中の+1と考えるか否か、③引かれた数字は殺されたのか、一度関係から外れただけなのか、の解釈によって導かれる解釈が増えてきます。
「仮面の男」と「消え去った彼ら」の関係もありますね。最後に二人以上残って一人以外を連れ去ったのか、生き残りは一人で仮面の男は死者の魂を連れて行ったのか……。
実は誰も残っておらず、仮面の男が最後にいた一人!……いやいや、楽園パレードを続けるために彼は立ち去ると思いますが。
絞りきる根拠を探せないのでどれと言えないんですが、自分としてはこの面子の中でパレードに加わる(=仮面の男についていく)のは娘一人だと思うので、それを満たすとなるとやはり①なんですかねぇ。

結局考察らしい考察をしていないというのは言わないお約束。
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普段自分の趣味を語らないんですが、

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と思いブログ開設。

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