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感想を語ったり普通に日記だったりするブログ。時々愚痴も出る。 語るのは主にTRPGリプレイものとサンホラと自サイト関連の話。
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それが人間のあるべき姿だと思わないかねワトソン君。……誰だ。
あろうことか明日のテストがなんとかなる気がしてしまったのでちょっと現実逃避。そこは現実見るべきだと思うけどね自分。

いっそブログでなんか読み物始めてしまおうかという勢いですよ。書けるとこまで書く。
まとまったら多少手直ししつつ本サイトにあげるのも有りかと。どうも一度手が止まると延々と止まる傾向があるようなので。
続きを読む機能を使えば本文そのものが縦長(←なんとなく嫌い)が避けられるので良し!見たくない人は見ないで済むし!
ただ名前とか決まってなかったりするけどね!後でこっそり修正とかはよく有るだろうな!
とりあえず仮称・彷徨いの狭間でもやってみよう。


+ + + + + + + + + +

 水に落ちる音。悲鳴。怒声。冷たい感覚。

 これはなんだ? 叫んでいるのは誰だ?
 わからない。

 暗闇の中を漂う俺。
 永遠か、一瞬か。時間を感じないその闇の中で。
 声がした。

『シン』

 抑揚のない男の声。どこから聞こえてくるのかよくわからない。

『早く起きろ、シン』

 声が繰り返す。
 シン……?
 お前は誰だ? どこにいる?
 いや――それよりも。
 ふと気付いた自身の重大な欠陥。

 俺は……誰だ?



 チャプン…

 どこかで水の音がする。しかしそれはどうでも良かった。
 もう少し寝ていたい、とぼんやり思った。
 布団の中であと5分と訴える子どものように。
 目を開けることさえせずに、自分を手招いている眠りの誘惑に身をゆだねる。

 チャプ……

 また水音がする。
 音は断続的に聞こえていた。
 一度意識に入れた音はもう無視できなくなり次第に気に障るようになる。

 ……うるさいな……
 眠りを妨げられ、徐々に意識が覚醒してきていた。

 やがて彼は自覚する。
 自身が、水際に打ち上げられていることを。

「なんだこの展開……漂着?」
 呆然とつぶやいても答える者はいない。
 重い体を起こし、軽く頭を振る。頭が鈍く痛んだ。
 目の前には向こう岸の見えない巨大な湖。辺りには歪な形をした木々。
 軽く見回してみるが、見覚えのないところだった。
 わからないのは霧がかかっている所為だけではないだろう。
「どこだ……ここ……なんで俺こんなところに……」
 虚ろな意識の中で記憶をたどろうとしても、何故か靄がかかったようにはっきりしない。
 ――自身に関する記憶さえも。
「…………」
 険しい顔で揺れる水面を見ていた彼は、つぶやいた。
「……まあいいや。今のところ命に別状ないし」
 楽観的なのか現実的なのかわからないひとり言を吐き出すと、頭を切り替える。
 ひとまずは濡れた体を何とかしないといけなかった。
 水場から離れた後、たき火を起こそうと枯れ枝を探した。
 しかし辺り一帯には枝を湿らせる霧がかかっていた。湿った枝で火を起こすのは難しい。
 つまり、自然乾燥に任せるよりないということだ。これでは風邪を引いてしまいそうだ。
 こんなところで風邪引いたら治る気がしないな……。
 そんなことを考えてる彼の体の周りを、白色に淡く発光する蝶に似たものが飛んでいた。
「見慣れない蝶だな。この辺の特異種か?」
 つきまとってくるのはうっとうしいが、害はなさそうだから放っておくことにした。
「……さて、どうするかな」
 頭をかきながらゆっくりと視線をめぐらせた。
「湖なら近くに村があるかもしれないよな。ひとまずは人がいるところを探して……」
 ひとり言が途切れた。
 目の端で、動く何かを捉えたからだ。
 うっすらとかかる霧のせいでその正体が今ひとつわからない。
 腰にさしていた短剣に、ゆっくりと手をのばした。もし魔物だった時に、すぐ対応できなければ命に関わる。
 短剣に手を伸ばすその動作があまりに自然になされたことに、彼自身は気付いていない。
 警戒を強めながら目を細める。
 霧の向こうからおぼろげに浮かび上がるそのシルエットは――

 女の子……?

 相変わらずはっきりは見えないが、体型の輪郭からしてほぼ間違いない。
 この辺の村の子だろうな。ということは、案内してもらえる……!

 嬉々として歩き出そうとして時。
 彼の目は別のものをも見つけていた。

 少女の後ろに迫る大きな黒い影。
 異様な輪郭と常軌を逸した大きさが、それが人でないことを告げている。
 それを見た彼は体を強張らせる。しかし肝心の少女はのんきに湖面に手をさしいれている。

 あいつ……気がついていないのか……!?

 焦ったところでその念を彼女が受け取るはずもなく。
 影は確実に少女へと迫っていた。
 くそ……!
 状況はよくわからない。それでも、少女を見殺しにはできない。
 舌打ちを一つすると駆け出した。
「下がっていろ!」
 叫びながら少女を後ろにかばい、腰から短剣を引き抜く。
 しかし、少女の気配はなおも後ろにある。
「何してるんだよ! いいから離れてろ!」
 いらだちを含んだ声で叱責する。
 やっと事態がのみこめたのか、少女は慌てた足取りで走り去った。
 残されたのは状況がわかっていない彼と、異形の魔物のみ……。


続く……んじゃないかなぁ。
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のみち
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学生
趣味:
パソコンいじり
自己紹介:
ゲーマー猫好きひっきー体質。これはひどい。

普段自分の趣味を語らないんですが、

ネット上でくらいはっちゃけちまえ

と思いブログ開設。

TRPGリプレイについてとか

サンホラについてとか語ったり

時々愚痴も入る。人間だもの。

あ、カウンターは自作です。
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